海外(ドイツ)の住宅に暮らして良かった点

以前、ドイツに住んでいたことがあります。住まいは築40年以上の建物でした。元々は学校の寮として建てられたのを改装した建物だということでした。

海外(ドイツ)の住宅に暮らして良かった点は、まず建物がしっかりとした造りで重厚感があったことです。ドイツの住宅は、賃貸の集合住宅であっても古い石造りの建物を改装したものが多く、いい意味で重々しい雰囲気の建物が多かったと思います。歴史ある建築に住むのは情緒があっていいですね。

また、セントラルヒーティングで暖房がしっかりしていたのも良かったです。厳寒期には氷点下20度まで冷え込む地域ならではの暖房システムはとっても快適でした。セントラルヒーティングとは、ボイラーで沸かしたお湯を各部屋のラジエーターに送り込むことで建物全体を温める方式の暖房です。ドイツなどヨーロッパ北部ではかなり一般的な暖房らしく、一般家庭や集合住宅の多くがセントラルヒーティングでした。お部屋にはもともとラジエーター(パネルヒーターのようなもの)が設置されており、寒くなって全館で暖房が入るようになると常にラジエーターがほんのり温かくなります。24時間暖房なので、早朝でも寒くありません。空気が汚れることもなく、自分で暖房器具を買う必要もなく、暖房面では日本の住宅よりも快適でした。国内でも輸入住宅が人気で増えているわけですね。